夜空をまばゆい光で青色に染め上げた流星に目撃者大歓喜(スペイン・ポルトガル)
![夜空をまばゆい光で青色に染め上げた流星に目撃者大歓喜(スペイン・ポルトガル)](https://image.dailynewsonline.jp/media/7/c/7c63ab0d7a050fc629c55f7ff120d764e9ed11c9_w=666_h=329_t=r_hs=c7119675ce42228622c7e2654fc6cb19.gif)
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現地時間の2024年5月18日、ポルトガルとスペインの夜空に、まばゆいほどに青く光り輝く流星が横切り、予期せぬ天体ショーが繰り広げられ、地元の人々を歓喜させた。
彗星が撒き散らした塵は、地球の引力でひきよせられ大気圏に突入する時、大気中の原子や分子と衝突して光を放つ。これが流星の正体だ。
欧州宇宙機関「ESA」によれば、上空を時速約16万kmで通過し、大西洋60kmの上空で燃え尽きた可能性が高いという。
多くの人々が目撃し、SNSに投稿された美しい映像を見ながら、今回の青い色の流星について見ていこう。
・予期せぬ天体ショーに地元の人々大歓喜
SNSには科学機関やこの天文ショーを目撃した人々からさまざまな報告や寄せられている。例えば、ESAはそれが地上に落下した可能性をがあるかどうかを確認している最中だ。
☄️😍 ESA’s fireball camera in Caceres, Spain, spotted this stunning meteor last night!
— ESA Operations (@esaoperations) May 19, 2024
Our Planetary Defence Office are currently analysing the size and trajectory of the object to assess the chance that any material made it to the surface.
Credit: ESA/PDO/AMS82 - AllSky7 pic.twitter.com/gSU4unncQW
5月18日18時46分、スペインのカセレスにあるESA火球カメラが、この見事な流星を目撃! ESAの惑星防衛局は現在、その大きさと軌道を分析し、地表に到達した可能性を確認しているところだまた流星の映像をXに共有してくれたColin Rugg氏は、その驚きをこう語る。
JUST IN: Meteor spotted in the skies over Spain and Portugal.
— Collin Rugg (@CollinRugg) May 19, 2024
This is insane.
Early reports claim that the blue flash could be seen darting through the night sky for hundreds of kilometers.
At the moment, it has not been confirmed if it hit the Earth’s surface however some… pic.twitter.com/PNMs2CDkW9
こいつはとんでもない。初期の報告によると、青い閃光が夜空を何百kmもぶっ飛ぶのが見えたらしいポルトトガルのニュース・メディア、Nova Portugalは次のように伝えつつ、各地で撮影された火球の映像を紹介している。
現時点で、流星が地表に落下したかどうか未確認だが、カストロ・ダイレやピニェイロの近くに落下したかもという情報もあるね
昨晩、隕石がポルトガルの空を青く照らし、住民を驚かせた。SNSには大勢のポルトガル人からたくさんの反応が寄せられている
Primeiras imagens em exclusivo do clarao de ha instantes! ☄️
— Marcio Santos - Meteorologia e Ambiente (@MeteoTrasMontPT) May 18, 2024
Possivel meteorito ou bolide!
c️Miguel Gata pic.twitter.com/PT6oT0YS3r
O meteorito na tuga pic.twitter.com/4ZxJ50ZFIo
— мила владимировна ♠️ (@milarefacho) May 19, 2024
・流星と色Eu vi incrivel 😳😳😳😳 pic.twitter.com/cCVbDOJ1c5
— lusitano_cr7 (@lusitanomj93) May 18, 2024
このような流星は、もともとは小惑星や彗星などの一部だったものが、分離して地球の引力にひっぱられ、大気圏に突入したものだ。その時大気中の原子や分子と衝突し、摩擦によって明るく輝き、光り輝く軌跡を描く。
その9割以上は、地上に到達することなく燃え尽きてしまうが、地上まで落下すれば「隕石」と呼ばれる。
また、流星の光からそこにどんな物質が含まれているのか推測できるという。化学元素によって火花の色が違うからだ。
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流星の光の色は、そこに含まれる物質を教えてくれる
そして今回のように鮮やかな青や緑の閃光ならば、マグネシウムが燃えていることを示している。
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image credit:Miguel Gata・果たして隕石はGETできるのか?
これを持つことで知られる隕石鉱物の1つが「パラサイト」と呼ばれるもので、そこにはカンラン石(マグネシウムや鉄を含む緑色の鉱物)が含まれている。
パラサイトの起源ははっきりしないが、小惑星が溶けて密度の高い物質が核に沈むとき、金属核とケイ酸塩やカンラン石が豊富なマントルの境界で形成されるのではと考えられている。
もしそうだとすれば、パラサイトは地球のような岩石質の惑星が誕生した経緯を知る貴重なヒントになるかもしれない。
とは言え、今回の流星がパラサイトかどうかは不明だし、ESAは地上に落下した可能性は低いだろうと考えている。
それでもここ数日は、宇宙のロマンを求める人々の隕石探しがスペインやポルトガルで流行するのではないだろうか。
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image credit: Milena Refacho
References:Bright green fireball lights up the skies over Portugal and Spain / Girl Awestruck After Capturing Brilliant Blue Comet By Chance on Camera / written by hiroching / edited by / parumo
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