他人を優先してばかりで心が疲れた人に染み込む「昭和の賢人」の言葉 (2/2ページ)
嫌な上司や友達、家族に腹の立つことを言われ、そのことを忘れられなかったり、反射的に怒りをぶちまけてしまったりするのは、マイナスの感情に負けているのと同じこと。怒りをぶちまけてスッキリするのはその時だけで、後々「やめておけばよかった」と思うことは目に見えている。
もちろん、他人の理不尽に黙って耐えよ、ということではない。それはそれで自分を大切にしていない。感情に振り回されず、怒りに任せた反応をするのではなく、怒りを覚えてもその感情はそのまま出さずに、優しい言葉で諭したり、注意したりするのが自分を大切にする人の対応なのだ。
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本書では、松下幸之助や稲盛和夫などの実業家から大谷翔平などスポーツ選手の行動や思想に大きな影響を与えた中村天風氏の言葉が解説されている。
自分を労ってあげられていない人、自分が十分に報われていないと思う人、自信が持てない人、他人に譲ってばかりいる人、心が消耗していると感じている人は、本書の天風氏の言葉が心地よく染み込むはず。心の立て直しにもってこいの一冊だ。
(新刊JP編集部)