陰陽師・安倍晴明に名医に武神に大僧正…藤原道長の側にいた優れた者たち「瓜の大事件」 (2/2ページ)

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これが妖しいものだというので、道長は次に医者の忠明に「毒気を抜け」と命じます。

忠明は瓜をつかまえて撫でまわすと、二カ所に針を刺しました。すると瓜がおとなしくなったので、そこへ八幡太郎が腰刀でズバッと真っ二つ。

なんとそこには小さな蛇が入っていたということです。

更に驚くことに、医者の忠明が刺した二本の針はちゃんと蛇の両目に刺さっており、八幡太郎が刀をいれた箇所は蛇の首だったとのこと。

これは安倍晴明の術による手助けなのかはわかりませんが、4人が4人とも凄い人物ですね。

またこの蛇は呪詛によるものだとは物語にははっきり書いていませんが、偶然ということはなさそうですよね? 飛ぶ鳥を落とす勢いの藤原家や道長への妬みや憎しみを感じます。

この話は、道長の周囲にいる人材は優れた者たちだぞという彼の権勢を表した誰かの創作なのかもしれません。

参考:『日本の昔話』(柳田国男、新潮文庫、昭和58年)、『古今著聞集』

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