親は良かれと思っていても実は子どもの成長を阻んでいる言葉とは? (2/2ページ)

新刊JP

たとえば、他の子どももいる場所で一緒に積み木をして遊んでいた我が子が、積み木を投げ始めてしまったとしたら、親としては「やめなさい!」と言って積み木を取り上げたくなる場面です。他の子にけがをさせる可能性があり、とても放置はできません。

でも、こんな場面でも子どもの判断を認める言葉をかけられる可能性があるのです。たとえば、その場にある遊び道具の中に、ボールのように投げてもいいものがあったなら、「上手に投げられたね」と褒めたうえで「もっと遠くに投げる練習をしてみようか」と言ってボールを手渡すことができれば、子どもの「投げる動作が楽しい」という気持ちを満足させつつ「積み木を投げてはいけない」というルールも教えることができます。

「子どもの判断を認める」とは「子どもを放任すること」とは違いますし、放任できない場面では頭ごなしに叱りつけることだけが選択肢ではありません。「放任かやめさせるか」の二者択一の考えを捨てることが、子どもの自主性を育てる言葉がけ、「子どもの判断を認める言葉がけ」をするための第一歩なのかもしれません。

「しなさい」「するべきだよ」といった言葉がけがよくないことは、今や多くの親が知っています。そのうえで「親が強制したくなる場面が絶対あるのに、そんな時にどう言葉をかけるかがわからない」というのが悩みどころだったはずです。

本書はそんなちょっと困った場面でどう声をかけるべきかについての疑問や悩みが氷解してくれます。子育てに関わる人ばかりでなく、人を育てる立場の人にとっても学びが多い一冊です。

(新刊JP編集部)

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