14階の窓越しで猫とハヤブサが交流!興味津々で顔を近づけたり足でつついたり

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ブラジルのマンションの14階の窓越しで繰り広げられていたのは、2羽のハヤブサと猫との交流だ。カンムリカラカラというハヤブサ科の猛禽類は、とにかく猫に興味津々なのだ。
窓の外から猫の姿を確認すると、もっとこっちにおいでよと誘ってくる様子。猫はそれにつられて、台にあがると、顔をグイッと近づけてきた。
猫も窓ガラスがあるので安心しているのか、ハヤブサが近づいてきても逃げようとせず、なんならそっと肉球を窓につけたりなんかもする。
・14階のマンションの窓際に現れたハヤブサ2羽
クロヴィス・マルケスさんの住むブラジルのマンションには、定期的にハヤブサ科のカンムリカラカラがやってくるという。
特に2羽のハヤブサは、マルケスさんの部屋の窓によく止まっていたそうだ。
ある日、その1羽が窓を激しく叩き、マルケスさんの目を見てくちばしを大きく開けた。お腹がすいているのかと思い、餌をあげたところ、それ以来、ハヤブサたちとの特別な交流が始まったそうだ。
この辺りは、もともと緑豊かな場所で、ハヤブサたちの餌場だったのだが、土地開発が進んだせいで、ハヤブサたちは食べ物を探すことができなくなってしまったのだという。・ハヤブサたちは猫に興味を示す
マルケスさんは、フリーダとフィデルという名の2匹の猫を飼っている。子猫の時に保護施設から引き取った猫だそうだ。
すでにハヤブサのカップルと交流していたマルケスさんの家にやってきた、2匹の猫たちに、ハヤブサたちは興味をしめしたようだ。
猫たちもハヤブサを怖がる様子もなく、窓越しからの交流を楽しんでいるという。
特に猫のフリーダはハヤブサたちが好きなようで、彼らがやってくると窓際に置いてある台の上に乗る。ここなら間近で接することができるのだ。
ハヤブサのうちの1羽は、フリーダが近くに来るとクチバシをフリーダに近づけてきた。
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フリーダを食べようとしているのか、遊びたいだけなのかわからないが、足指を使って窓越しに猫の顔をカリカリしたりなんかもする。
フリーダの方も逃げることなく、ハヤブサと言う生き物を間近でじっくりと観察しているようだ。ハヤブサが足指でガラスを叩くと、猫も肉球をガラスに押し付け触ろうとする。
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猫とのちょっとした交流を楽しんだ後、ハヤブサたちはどこかへ飛び立っていった。
マルケスさんによると、フリーダはハヤブサに身体的な接触を求め、ガラス越しから触れようとするという。最初はなんだこいつ?って反応だったハヤブサも、今ではフリーダの存在を受け入れ、友好的に交流しているように見えるという。
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・カンムリカラカラとは?
カンムリカラカラは南アメリカの広範囲と北アメリカの一部地域に分布し、大きさが約50~65cm、翼を広げると120~132cmにもなる。
主に死肉を食べるが、小型の哺乳類、鳥類の卵やヒナ、昆虫、果物なども食べる。また、地上や低い木で食物を探すことが多く、飛びながら獲物を捕らえることは少ないそうだ。
適応能力が高く、食物を見つけるための多様な方法を持っている鳥だが、土地開発や農地化の進行によって自然の環境が失われつつある中、カンムリカラカラの生息地も影響を受けている。
Written by parumo
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