遊びたいの?怒ってるの?犬の吠えている鳴き声をAIで解読する試み (2/3ページ)
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photo by Pixabay・人間の音声用AIで犬の声を分析
そこでミハルチェア氏ら研究チームは、こうした犬の声のデータ不足を克服するために、もともと人間の音声を分析するために設計されたAIモデルを応用できないかと考えた。するとそれが思いの外うまく行ったのだ。
そうしたAIモデルは、音声テキスト変換や言語翻訳など、さまざまな音声技術のバックボーンとなっているもので、口調・高さ・アクセントなど、人間の声の細いニュアンスを区別するように訓練されている。
つまりは、人間が話す言葉のとんでもなく複雑なパターンを学習し、符号化することができるのだ。
今回の研究では、特に「Wav2Vec2」という人間用AIモデルで、犬の吠え声の解読に挑戦している。
ただしそのままでは使えないので、犬種・年齢・性別がさまざまな74頭の犬がさまざまな状況で発した鳴き声を録音し、このデータでAIを訓練し直した。
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photo by Unsplash・犬の吠え声を4つに分類することに成功
その結果、AIは遊びの吠え声と攻撃の吠え声を区別するなど、4つの分類タスクに成功した。
驚いたことに、その元人間用AIは、最初から犬用に作られていた既存のモデルよりも優れていたという。
人間の音声に最適化された技術が、動物のコミュニケーションの解読に役立てられた初めての例です(ミハルチェア氏)この結果は、人間の声に含まれる音とパターンが、動物の鳴き声のようなまた別の音声パターンを分析するベースになることを示しているとのことだ。