スマホで壁の向こう側が透視できるチップを開発、スーパーマンの能力から着想を得る (3/4ページ)
一方、スマホ向けのチップの場合、やはりセキュリティやプライバシーが懸念されることから、透視範囲はわずか2.5センチほどに制限されている。
カバンの中身や財布を覗き込んでやろうと何者かが怪しからぬことを考えたとしても、それを実行するにはターゲットのすぐそばまで接近しなければならないので、実行は困難になる。
とは言え、将来的には12センチまでアップグレードが検討されているそうだ。
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小型透視用チップを試す研究者たち / Dr. Kenneth O, UT Dallasimage credit:・視界不良や内容物検査などあらゆる状況で活躍
透視チップはまだ市販されていないが、研究チームはいくつかの応用例を述べている。
もちろんこれらは透視範囲を広げた場合だが、例えば、透視チップを自動運転車に組み込めば、悪天候や道路の状況がよくないなど、視界が制限されるような状況でのドライブを支援することができる。
大雨や霧で隠れてしまった車や障害物の輪郭を描いて、ドライバーに知らせるといったことも可能だ。
車に限らず、視界が制限される状況では、さまざまな業界で活躍してくれる。開封することなく荷物の中身を検査したり、炎や煙が立ち込める災害現場での人命救助にも役立つ。