Amazonの電気配送車が次々と炎上。原因は充電スタンドか?
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米国テキサス州ヒューストンにあるアマゾンのフルフィルメント配送センターで、複数のEV(電気自動車)配送用バンが炎上するという事件が起きた。
2024年7月1日(現地時間)にドローンが上空から撮影した映像では、駐車場に止められたバンが激しく燃え上がり、もうもうと黒煙が上がる様子が映し出されている。
幸いなことに怪我人はいなかったが、この火災で少なくとも3台のバンが深刻な被害を受け、うち2台は完全に焼け落ち、金属の骨組みしか残らなかったという。
・Amazonの配送センターでEV配送車が炎上
炎上したのは、いずれもアメリカの電気自動車メーカー「リヴィアン」のEVバンだ。火災の激しさは一目瞭然だが、これはEVの火災の特徴なのだそう。
炎の熱でバッテリー内部の化学物質が劣化し、それによってさらに熱が放出される。こうしてバッテリーが熱暴走を起こす結果、さらに激しく燃え上がってしまうのだ。
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熱暴走したバッテリーを消火することは難しく、バッテリーが完全に水没しても燃え続けることがあるほどであるという。
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・発火の原因は充電スタンドの可能性
いったいなぜ、EV配送車は発火したのか?まだ詳しいことはわかっていないが、バッテリーが出火元というわけではなさそうだ。
むしろ怪しいのは充電スタンド(充電器)で、これによって発生した火がEVバンに燃え移った可能性がある。
ちなみにこの日の外気温は37℃で暑かったという。
現場に居合わせたという人物のコメントによれば、「充電器に火がついて、バンに燃え移った」とのこと。
「これはバッテリーの火災ではありません。アマゾンはテキサスの暑さから充電器を守るために日陰を提供するべきです」と、この人物は主張する。
実際に、2023年8月にはソルトレイクシティで同様の事故が発生し、ドライバー達は高温時の充電に問題があると指摘している。
vian_edl_went_up_in_flames/" rel="noopener"A couple of Amazon Rivian EDL went up in flames last week at DUT3. Now Amazon rented a tent to get them out of public view 🤔また、この一件を調査した自動車メーカー「リヴィアン」からの報告によれば、やはり出火元はバッテリーではないとのこと。ただし、バンは充電器につなげられていたものの、充電自体は行われていなかったそうだ。
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今のところ、火災の原因はよくわかっていないが、少なくともバンの1台かその周辺で火災が発生し、周囲に燃え広がったと考えられている。
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・EV車を安全な乗り物にするために
こうしたEVの火災はショッキングで、センセーショナルに語られがちだ。
だが実際のところ、EVの火災は従来の内燃エンジンに比べて少ないのだという。今回のような事故が起きると、心配する人も増えるが、過度に不安がる必要はないそうだ。
メリットばかり語られてきたEVだが、実用化されると様々な不具合が生じることがわかった。あとはこれらを教訓として、いかに安全性の高い整備をしていくかが課題となってくるだろう。
いずれにせよ、消防隊員の活躍によって、死者や怪我人が出ることもなく事態が収拾されたのが幸いだ。
追記(2024/07/07)本文を一部訂正して再送します。
References:vian-electric-vans-to-catch-fire-in-an-amazon-parking-lot/" target="_blank" title="" rel="noopener"What Caused These Rivian Electric Vans To Catch Fire In An Amazon Parking Lot? - The Autopian / Electric Amazon Delivery Vans Keep Burning Down, And Chargers May Be To Blame [Update] / written by hiroching / edited by / parumo
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