フランス版のエクスカリバーとして知られる聖剣が1300年の月日を経て崖から突如消える (2/4ページ)
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半伝説的なフランスの騎士ローランが、ロンセスバリスでサラセン人と戦う際に剣デュランダルを振るう様子が描かれた19世紀の版画 photo by iStock
ある伝説によると、ローランは剣を敵から守るために、大天使ミカエルの力を借りたという。そして彼が剣を力一杯放り投げると、奇跡の力によって剣は数百キロも飛び、ロカマドゥールの崖に突き刺さったという。
以来約1300年の間、デュランダルの剣はロカマドゥールの村の崖に突き刺さった状態で存在するとされ、巡礼地として知られるフランス中南部の村の観光の目玉となっていた。
それが2024年6月22日に、忽然と姿を消したのである。
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ロカマドゥールの高い崖に突き刺さった状態のデュランダルの剣 / Image credit: Traumrune / Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0・誰が、どのようにして盗んでいったのか?
警察は盗難の疑いがあるとして捜査をただちに開始した。
だが謎めいているのは、それを盗み出した方法だ。デュランダルは地上から約10m地点の崖に突き刺さっていたのだから、それを盗むには危険を冒して険しい岩壁を登らねばならなかったはずだ。