株主優待目的で株を始めるのってアリ? 株主優待がお得な会社とは (2/2ページ)

マイナビウーマン

ただ、株式を株主優待がもらえる単元(100株など売買単位のこと)まで買う場合、例えばK社の場合、100株以上保有していると、年1回2,000円相当の自社製品の詰め合わせがもらえますが、2024年7月9日の終値は3,355円でしたので、最低でも33万5500円の投資資金が必要となり、優待利回りは0.59%です。年1回の2,000円相当の商品のためにその金額が出せるかもしっかりと考える必要があるでしょう。

もちろん、株を保有していて、なおかつ企業が内容を改定しない限り、優待品や配当はもらえますので、定期的に製品などが送られてくる楽しみはありますが、あくまでも投資には変わりありません。

株式自体が値上がりすれば、その分資産は増えますが、下がればその分資産が目減りすることも忘れてはいけません。そのあたりもよく考えて、同じ「投資」をするなら、株主優待はもちろんのこと、より魅力的な企業を探したいですよね。

企業によっては、長期で株式を保有していると株主優待が増えるなど、プラスアルファの楽しみもありますよ。

初心者の方やあまり手元にお金がなく、「一気に数十万円出せない」という方は、NISA口座の成長投資枠でミニ株(単元未満株)から始めるのがおすすめです。ミニ株で増やしていって、単元株になれば晴れて株主優待を受け取ることができます。

■株主優待目的で保有した株が値下がり傾向。手放すべき?

値下がり傾向=すぐに手放すべきかといえば、ケースバイケースです。長期でほったらかしていい企業と、サクサク次に行くべき企業があるので、一概には言えません。

しかし、確かに塩漬けするのはもったいないケースも。例えば、10%株価が値下がりしたら損切りをして、値上がりが期待できてかつ株主優待が魅力的な他の企業に乗り換えるのも一つの手法です。

下がった理由が短期的なのか、これからずっと続くものなのかによっても売買判断が異なるので、そのあたりも勉強しつつ、ご自身の感覚を磨いていくのがいいでしょう。投資は自己責任で、余裕資金からスタートするのがセオリー。

株はいろんな角度から投資判断をするものなので、株主優待だけで投資判断をすると痛い勉強代になってしまうことも。注意点に気をつけながら、優待生活を楽しんでみてくださいね。

令和のマネーハック100

株主優待きっかけで投資を始めるのはアリ! しかし、値下がりのリスク、優待で結果的に損をすることも。あくまで「プラスアルファ」程度で楽しんで。

(監修:丸山晴美、取材・文:高橋千里、イラスト:itabamoe)

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