魚もなつくし覚えてる!湖の魚と絆を結んだ女性、9年目の夏の再会を祝う

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魚もなつくし覚えてる!湖の魚と絆を結んだ女性、9年目の夏の再会を祝う

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 アメリカのミネソタ州で魚との友情をはぐくんでいる女性、ホリー・ジョーゲンセンさんを覚えているだろうか。前に紹介した2020年秋当時の段階で、ふたりの友情は5年にわたって続いていた。

 そして今年、9年目を迎えたふたりの様子が再び話題になっている。相変わらず穏やかなカントリーライフを楽しんでいるホリーさん。

 彼女には、この4年の間に魚の友だちがさらに増えていたようだ。人間と魚の間にも、長年続く友情はちゃんと生まれるんだね。そこに優しさがある限り。

・湖の中に友だちができた!
 ホリーさんとグリーニーの出会いについて、サクッとおさらいしておくと、ふたりの出会いは9年前にさかのぼる。

 自然を愛するホリーさんは、夏にあると毎日家の近くにある湖に足を運んでいたのだが、ある日そんな彼女に近づいて来る1匹の魚がいた。

 グリーンサンフィッシュという北米原産の淡水魚で、ホリーさんは彼に「グリーニー」という名前を付けた。

 グリーニーはホリーさんが湖を訪れる度にやって来ては、オヤツをもらったり撫でさせてくれたりと、明らかにホリーさんに好意を持ってくれているようだった。

 毎年冬になって湖に氷が張る度に、ホリーさんは「来年の春もまた会えるかな」と心配半分、期待半分で春になるのを待っていた。

 前回の記事は、その初めての出会いから5年後も、ふたりの友情は続いているというお話だったんだ。

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GREENIE'S BACK in 2024!・9年目の夏もいっしょに過ごそう!
 そして今年もまた、グリーニーはホリーさんの前に姿を現した。5月初旬のある日、湖の桟橋を訪れたホリーさんの手から、いつもと同じようにオヤツを受け取って食べたんだよ。

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なぜ彼が私を特別に認識し、そんなふうに私を見つめて後をついて回るのか、私にはわかりません。でも、それは素晴らしいことです
 最新の映像では、ホリーさんの持つ鍵に飛びついたり、甲虫の幼虫をオヤツにもらったりする様子が紹介されている。

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Greenie gets a Grub・湖の場所は永遠に秘密
 グリーンサンフィッシュ(学名Lepomis cyanellus)はスズキ目の魚で、ブルーギルやバスなんかの親戚にあたる。

 釣り人にも人気の魚なので、グリーニーが釣られてしまう危険をできるだけ避けたいホリーさんは、この湖の場所をずっと秘密にしておくつもりだ。

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Brian Gratwicke, CC BY 2.0,
via Wikimedia Commons


 作家でもあるホリーさんは、現在グリーニーとの冒険を書いた「Greenie & the Girl: An Enchanted Fish Memoir for All Generations」という本を執筆中だそうだ。

 グリーンサンフィッシュの寿命は5~15年ほどだという。
グリーニーの年齢は少なくとも11~12歳ということになります。捕食者の多い湖の中で暮らすグリーンサンフィッシュにとっては、かなりの偉業だと思います
 ふたりがいっしょに過ごすのは夏の間だけ。今年の夏もきっとまた、ステキな思い出のページが書き加えられることになるんだろう。10年目の来年も、元気に再会したというニュースが聞きたいね。

追記(2024/07/17)本文を一部修正して再送します。
References:Minnesota Woman And Her Sunfish Friend Celebrate 9 Summers Together / written by ruichan/ edited by parumo



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