どの職場にもいる「声の大きな人」に押し切られないための議論の秘訣とは? (2/2ページ)
■「声の大きな人」に言い負かされない秘訣とは
前述の通り、意見の正しさは声の大きさとは何の関係もないし、声の大きな人が議論に強いとも限らない。彼らに言い負かされないようにするためには、相手の話に矛盾点があったときにすぐ気づいて指摘することと、理屈は通っていても自分が納得できない時に、相手と同じくらい論理的に筋の通った理屈で反論できるようになることが必要だ。
特に相手に反論する際は「例外的事情」を取り込むこと、「大前提」を動かすことでやりやすくなる。
たとえば「子育ては両親の義務である以上、両親が共同で子育てをすべし」という理屈に対して、「そうはいっても共働きしなければ生活費を稼げない夫婦もいるため、祖父母や保育園の手を借りるのはあり」というように「例外的な事情」に注目することで反論はしやすくなり、「子育ては両親の義務」という大前提自体を動かして「子育ては両親の義務であり国の義務」などとすることでも反論はしやすくなる。
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肝心なことは、相手の声の大きさにまどわされず、相手の話のどこがおかしくて、どこが自分の意見と違うかを、相手の話を聞きながら頭を整理しておくこと。
声の大きさに押しやられたり、あるいは声の大きさに自分も声を張り上げて対抗するのではなく理屈で戦う力を身につけることは、SNSなどでさまざまな人の意見が目に飛び込んでくる現代を生きるために役立ってくれるはずだ。
(新刊JP編集部)