上杉謙信×武田信玄「川中島の戦い」で語り継がれた一騎打ちや戦術など、実は創作だらけだった? (2/4ページ)
信玄と謙信の一騎打ちについては、当時の軍事常識にそぐわないことが指摘されています。そもそも謙信は上杉家当主にして軍の総大将であり、最も安全な最後尾で指揮を執るのが当時の常識です。
仮に乱戦になったとしても陣頭指揮をしていたとは考えがたく、ましてや単騎で敵陣まで駆ける可能性は限りなく低いのです。
戦術も創作だらけ創作が指摘されているエピソードは、他にもあります。
上杉謙信が使ったとされる車懸りの陣もその一つで、これは部隊が円を描くように波状攻撃をする戦術ですが、近代的な軍隊ならともかく農民主体の当時の軍では実現不可能な戦術だと言えるでしょう。
同じく、武田の別動隊が上杉本陣を奇襲した際に用いたという啄木鳥戦法も、1万2000人を奇襲に使うというずさんな内容から後世の創作だとされています。