【光る君へ】紫式部と仲良しすぎて道長も手が出せず!? 親友・小少将の君とはどんな女性だった? (3/6ページ)

Japaaan

「私たち、彼氏なんていなくても平気だもんねー」

「ねー」

なんて言ったかは分かりませんが、お互いに恋人がいないことについて、詠み交わしたエピソードが『紫式部集』に伝わっています。

ある年の6月7、8日ごろ。小少将の君がこんな和歌を詠みました。

(六七)
うちに、くひなのなくを、七八日の夕づくよに、小少将の君
新勅

あまのとの 月のかよひぢ ささねども
いかなるかたに たゝくくひなぞ

※『紫式部集』より

【意訳】誰か来ないかと期待して戸締りせずに寝ているけれど、ウチには誰も来てくれない。どこかで戸を叩く音がするばかりで、ウチにも来てくれればいいのに……。

これに対して、紫式部が返歌を詠みます。

(六八)

まきのとも ささてやすらふ 月かげに
なにをあかずと たゝくくひなぞ

※『紫式部集』より

【意訳】音がするだけまだマシでしょ?ウチなんか音すら聞こえやしない。その水鶏(くいな。男を指す)は、何が悲しくて閉ざされている戸を叩くんでしょうね……。

せっかくオープンにしている戸があるのだから、こっちに来ればいいのに……そんな二人は嘆きを共有しながら、友情を深め合ったようです。

『源氏物語』女三宮のモデルになった?

かくまで仲良しな小少将の君について、紫式部はどう思っていたのか、『紫式部日記』にはこんな記述があります。

……もてなし心にくく、心ばへなども、わが心とは思ひとるかたもなきやうに物づつみをし、いと世をはぢらひ、あまり見ぐるしきまでこめい給へり……

※『紫式部日記』より

【意訳】彼女の振舞いは奥ゆかしく、何かにつけて遠慮がちです。恥じらいの心を忘れないのは素晴らしいけれど、それが時に何も分からない子供のように見えてしまうことがあります。

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