史上最大のティラノサウルスは、考えられている以上に大きかった可能性 (2/4ページ)
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photo by iStock・ それでもホーン氏は、完全なものではなく「単体の骨や部分的な化石なら、現在見つかっている骨格より大きな個体があるはずだ」と述べている。
こうした化石の空白を埋めるために、研究チームはコンピューターモデルで1億4000万頭の仮想ティラノサウルスを生成し、生息数・成長速度・寿命・化石記録のギャップなど、さまざまな変数を踏まえつつ、仮想の個体それぞれに体重を割り当てていった。
これにより、これまでに発見されたティラノサウルスの化石の大きさが、全体の中でどのくらいの位置にあるのか推測することができた。
その結果わかったのは、これまでに存在したティラノサウルスの99%より大きな個体ならば、すでに発掘されている可能性がかなり高いということだ。
つまり体長13m、体重8,800kgのスコッティは、ティラノサウルスの中でも上位1%に入る大きさだった可能性が高いのだ。
ただしその1%にランクインする巨大ティラノサウルスたちの間に、どの程度の差があるのかまでははっきりしない。
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これまで発見された化石の中で一番大きいカナダで発見されたティラノサウルス「スコッティ」 / image credit:Amanda Kelley史上最大のティラノサウルスは15,000kgと推測
それを知る手がかりを求めて、研究チームは、今日の地球にいる生物の中で恐竜に一番近い親戚であるアメリカアリゲーターを参考にして、性別による大きさの違いを調べてみた。