史上最大のティラノサウルスは、考えられている以上に大きかった可能性 (3/4ページ)

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 ワニは所詮ワニなので、理想的なモデルでないのは確かだ。

 この点を踏まえたうえで言うと、”統計学的”には、恐竜の時代にはスコッティよりも70%大きな個体が存在したと考えられるのだという。その体重はじつに15,000kgもある。

 驚くような結果だが、スコッティより2倍近く大きな個体もいた可能性があるという過去の研究とも概ね一致しているので、突拍子もない話ではないようだ。

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現時点で最大のティラノサウルスの化石(中央のシルエット)と推定された最大の個体(奥のシルエット)との比較。人間と犬のシルエットから、その大きさが想像できるだろう/Mallon and Hone, Ecology and Evolution, 2024

 ただし、これはあくまで統計的な推定だ。

 現実に存在した最大のティラノサウルについては、その性的二形の研究や、体の大きさに関する生体力学的・生態制約的な研究が、より確かな裏付けをもたらしてくれるかもしれない。

 この研究で重要なのは、その内容をティラノサウルス以外の恐竜にも応用できるという点だ。

 とりわけ、発掘される化石が全体の中ではごく一部でしかないことを考えると、恐竜の体の大きさを知るうえで、統計学的な比較はとても大切なのだという。

 「わずかな骨格に基づいて、どれが最大かを議論しても、あまり意味がありません」と、ホーン氏は話す。

 この研究は『Ecology and Evolution』(2024年7月24日付)に掲載された。
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