転落した飼い主を救うため、近所の人に助けを求め、救助されるまでその場を離れない忠犬
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犬が飼い主を救った実話は枚挙にいとまがない。時に自分の身を犠牲にしてまでも、犬は人間のために全力で尽くそうとする。
そしてまた、愛犬のゴールデンレトリバーによって命を救われた飼い主がいた。この男性は、犬と散歩中、高さ6mほどの丘から転落し、腰を負傷して動けなくなってしまった。
男性は深刻な怪我により苦しんでいる。自分だけでは救い出すことはできないことを悟った犬は、近くにいる人に助けを求めるため、近所を走り回り必死にそのことを吠えて伝えた。
何かを伝えようとしていることに気が付いた住民が犬に導かれるように後をついていくと、そこには苦しそうに横たわっている男性の姿が!住民がすぐに緊急通報し男性は無事救助された。
・散歩中に飼い主が丘から転落
2024年8月1日、アメリカ、ペンシルベニア州ピッツバーグ近郊で、愛犬のゴールデンレトリバーを連れて散歩をしていた男性が、高さ6メートルの丘から転落した。
男性は腰を痛めたようで、自力で動くことができない。心配そうにその様子を見守っていた愛犬は、飼い主を救うために自分のすべきことをすぐさま実行した。
猛ダッシュで走り出し、近くにいる人に飼い主の危機を必死で伝えようとしたのだ。
そのただならぬ様子に何かが起きていると悟った住民は、犬に導かれるようにして後をついていくことに。するとそこに、動けなくなっている男性の姿を発見した。
住民は直ちに緊急通報し、救急隊が駆け付けた。
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・犬は飼い主が運ばれるまでその場から動こうとしなかった
現場に向かった、ロス・ウェストビュー緊急医療サービス局はすぐに救助活動を開始した。男性は腰部に重傷を負っており、股関節を負傷していた。
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救急隊は、特別なロープシステムを設置して、男性を安全に救出するための準備を行っていたが、この間、犬は飼い主が安全な場所に運ばれるまで現場を離れることを拒否した。
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男性はタンカに乗せられ無事引き上げられ、そのまま病院へと運ばれていった。犬にはたっぷりの水とおやつが与えられた。
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ロス・ウェストビュー緊急医療サービス局は救助時の様子をFacebookでシェアすると、次のようにコメントした。
この犬に特別な感謝の言葉を捧げたい。迅速に近所の人に助けを求め、飼い主が安全な場所に移動するまで、決してそばを離れなかった
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犬が近所の人に知らせなかったら発見が遅れ、大変なことになっていたかもしれない。こうしてまた犬は、人間を救ってくれたのだ。
written by parumo
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