世界初演!Daiwa House PRESENTS 熊川哲也 K-BALLET TOKYO Autumn Tour 2024 『マーメイド』東京公演 2024年9月21日(土)~10月6日(日) (1/3ページ)
Daiwa House PRESENTS 熊川哲也 K-BALLET TOKYO Autumn Tour 2024(主催:株式会社TBSテレビ)の新作『マーメイド』が、ついに2024年9月8日、感動の開幕をいたしました。
熊川マジックに貫かれた舞台 四半世紀の結実
蝶々夫人」「カルミナ・ブラーナ」などで劇的な作風を打ち出してきた芸術監督・熊川哲也が、子供のためのおとぎ話をどう扱うのか。期待に沸き返る大入りの東京文化会館で、K-BALLET TOKYOのオータムツアー「マーメイド」の幕が開いた。
白眉はやはり、海中の場面だ。気のいいロブスターや俊敏なカクレクマノミに囲まれたマーメイド・飯島望未の無邪気な愛らしさは比類がない。
かき分けるような手足の使い方や流線を描くリフトから、海水の質量が確かに感じられる。ウロコの一枚一枚にまで意匠を凝らした装いは、全身に光をまとうかのよう。衣裳家アンゲリーナ・アトラギッチの才気に舌を巻いた。
熊川は近年、奨学金を設立して次世代ダンサーの育成に腐心しているが、芸術監督の意図を血肉化したスタッフ陣の輩出もまたカンパニー25年の結実であり、作り手と踊り手の気迫に満ちた「マーメイド」は、まさしく四半世紀の集大成だ。熊川美学に貫かれた傑作の誕生を寿ぎたい。
(バレエライター・齊藤希史子)
■スタッフクレジット
芸術監督 :熊川哲也
演出・振付・台本・音楽構成:熊川哲也
原作 :ハンス・クリスチャン・アンデルセン
音楽 :アレクサンドル・グラズノフ
編曲 :横山和也
舞台美術デザイン :二村周作
衣裳デザイン :アンゲリーナ・アトラギッチ
照明デザイン :足立恒
管弦楽 :シアター オーケストラ トウキョウ
■世界の一流デザイナー陣とのタッグ■
衣裳デザインを手掛けるのは、昨年の熊川版『眠れる森の美女』での芸術性溢れるデザインが記憶に新しいアンゲリーナ・アトラギッチ。