残業や泊まり込みまで!実はなかなかの「社畜」っぷりだった奈良時代の役人たちの実態 (3/4ページ)
常勤職員の場合は、現代の週休二日制の公務員と同じくらい出勤していたことになりますね。
恐怖!残業も泊まり込みもあった奈良時代の役人の朝は早く、大宝律令の注釈書である『古記』によると、朝六時半には出勤していなければならなかったようです。
その中で、正規の就業時間は午前中の三~四時間程度。これだけ見るととても働きやすそうに感じられますが、下級役人は午後も仕事をしていました。残業です。
当時の下級役人の勤務日数が記されている史料によれば、午前中の勤務である「日」印とともに、午後の残業印である「夕」も数多く残っていました。
つまり下級役人は残業を強いられていたのです。また、中には泊まり込みで仕事をする役人もいたようです。
現代では、官僚というと一般のサラリーマンから見れば「エリート」であり羨ましい存在ですが、残業・長時間労働・パワハラと、その勤務実態はかなり過酷だと言われています。そうした状況は古代から変わっていないんですね。
年収を副業で補うさて、そんな下級役人たちの勤務評定ですが、彼らは勤務態度・道徳性・才能・失敗の有無などを上司からチェックされ、長上官なら九段階、番上官なら三段階の評価を受けていました。
