【光る君へ】藤原道長、許すまじ!夫婦の絆を引き裂かれ絶望の内に世を去った藤原顕光の娘・延子の悲劇 (3/3ページ)

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道長はさらに敦明親王を懐柔するため、娘の藤原寛子(かんし/ひろこ)を強引に入内させます。

露骨な政略結婚でしたが、敦明親王にも顕光にも抵抗する力はありません。

かくして延子は捨てられ(捨てさせられ)、寛仁3年(1019年)4月10日に絶望のどん底で世を去ったのでした。

怨霊となって寛子を祟り殺す

道長の野望による犠牲者がまた一人……『紫式部日記絵巻』より

しかし悲劇はこれで終わりません。愛娘の死によって気力が潰え果ててしまった顕光も、その後を追うように世を去ります。

道長にしてみれば、邪魔な左大臣がいなくなったと清々したことでしょう。

しかし見ておれ、この怨み断じて晴らさでおくべきか……っ!

顕光と延子は怨霊となって道長の一族に祟りをなし、ついには愛娘の婿を奪い去った寛子を祟り殺します。

どうだ道長、思い知ったか!

人々は顕光の怒りに恐れおののき、口々に悪霊左府(あくりょうさふ。左府は左大臣の意)と呼びました。

道長の野望は果たされたものの、道長もまた愛娘を喪う結果となったのです。

終わりに

今回は道長の野望によって婿を奪われ、失意の内に世を去った藤原延子について紹介してきました。

果たしてNHK大河ドラマ「光る君へ」には登場するのでしょうか。登場するなら誰がキャスティングされるのか、楽しみですね!

※参考文献:

土田直鎮『日本の歴史5 王朝の貴族』中公文庫、1983年12月 角田文衛『承香殿の女御 復原された源氏物語の世界』中公新書、1963年11月

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