なんと「万葉集」にかけ算の”九九”が!奈良時代の人々は算数・数学をどれほど使いこなしていたのか (2/4ページ)
その時期には、少なくとも平城京の人々には時間の観念がかなり浸透していたと思われます。
たとえば、平城京から出土した木簡には、裏面に「巳刻・未時」などと記されていました。それは、文書を受け渡した時刻を記したものと考えられています。
奈良時代の人々の計算能力それにしても、時間に正確であるためには計算能力も必要となります。では、当時の人々は算数・数字にどのくらい馴染んでいたのでしょうか。
実は奈良時代には、平城京の学校で数学の授業が行われていました。算生と呼ばれた学生たちが、渡来の数学を学んでいたのです。
テキストには、中国や朝鮮半島の古算書がそのまま使われていました。
そのレベルは高く、面積や体積の計算法、平方根、立方根の算出、一次連立方程式の解法など、現代の中学数学レベルにあたります。
一方、普通の庶民もそこそこの計算能力を身につけていました。