藤原道長、エグ過ぎる!三条天皇に譲位を迫る陰湿な嫌がらせの手口がトラウマもの【光る君へ】 (2/3ページ)
つまりこれは死後間もない新鮮な首と言える。よって今回は触穢と判断すべきである」
中の方が赤かった、ということは、首の傷口を更に深くえぐらせたのでしょう。まったく大した執念です。
何としてでも触穢にしたかった道長の意図は、もちろん三条天皇への嫌がらせでした。
というのも三条天皇は眼病を患っており、平癒祈願のために伊勢の神宮へ奉幣使(ほうへいし)の派遣を予定していたのです。
触穢があれば神事は延期せざるを得ないため、奉幣使の派遣も当然延期されました。
またこうした怪異は君主の治世に対する天の戒めとも解釈され、三条天皇への遠回しなメッセージ(早く譲位せよとの批判)でもあります。
要するに、首を転がしておいたのは道長の差し金でした。
相次ぐ「怪異」に、三条天皇もうんざり
道長の嫌がらせに、三条天皇もうんざり(画像:Wikipedia)
それからというもの、似たような怪異が相次いだといいます。
8月には皇太后・藤原彰子の在所(土御門第)で子供の死体が発見されました。
死体は犬が運んできたもので、腕と足が一本ずつ食いちぎられていたそうです。これにより、三十日の触穢となります。
また9月には同じく彰子の在所に人の足が一本転がっており、こちらは五体不具穢(ごたいふぐえ。完全体による死穢より若干軽い)と判定され、七日の物忌となりました。
とまぁこんな具合に、転がる転がる人の死体やら一部やら。