人権意識が皆無の平安時代…平安京の冤罪事件・犬男丸にかけられた容疑は?【光る君へ 外伝】 (2/3ページ)
犯人の名は春童丸(しゅんどうまる)。藤原良資(よしすけ)に仕えている牛飼童(うしかいわらべ)でした。
幼名なので元服前、かと言ってあまり幼すぎても牛飼童は務まらないため、十代前半~半ばの青年だったのでしょう。
この春童丸と助光の間に何があったのか、なぜ殺害にまで及んでしまったのか分かりません。
ともあれ逮捕された春童丸は拷問にかけられます。
「共犯者がいるんだろう?吐け!」
「……犬男丸……」
厳しい拷問に耐えかねて白状した春童丸。
犬男丸と言えば、源経親(つねちか。源重信の孫)に仕える牛飼童でした。さっそく犬男丸が逮捕・連行されてきます。
共犯はどこの犬男丸?
犬男丸「濡れ衣だ、俺はやってない!」
獄卒「黙れ、お前が共犯という証言があるんだ!」
犬「誰だ、そんなデタラメを言ったのは!」
獄「春童丸だ、知っているだろう!」
犬「知らぬ、会ったこともない!」
獄「白ばっくれるな!」
犬「本当だ。そいつに会わせてくれ、殺人の共犯は、俺じゃない犬男丸に違いない!」
……というやりとりがあったのかどうか、果たして犬男丸と面会した春童丸は「人違いだ」とのこと。