地獄太夫の再来!?明治時代に実在した遊女“幻太夫”の凄まじい成り上がり精神【前編】 (3/4ページ)
人々に愛された地獄太夫と一休禅師が与えた影響[前編]
二代目盛紫は品川楼から突然姿を消し、いつしか根津の「松葉楼」で“田鶴”の名でまた遊女として現れます。
幻太夫の誕生
全盛四季冬 根津庄やしき大松楼 画:月岡芳年 国立国会図書館デジタルコレクションより
ある酔客に“田鶴という名ではつまらない。「幻」の名を与えよう”と言われ、田鶴はその場ですぐに「幻太夫」と名乗りはじめます。
幻太夫は品川楼と同じような風情で「地獄太夫」の再来という評判も含めて有名な遊女となります。花街に遊びにくる客を煙に巻くような凄い女だということで世の著名人達も幻太夫のもとを訪れるようになりました。
全盛名妓揃 画:豊原国周 東京都立中央図書館特別文庫室所蔵
上掲の浮世絵は豊原国周が書いた“全盛名妓揃”です。
