美大生が作った〝ハンバーガー〟に16万いいねの大反響 爆発した創意工夫に「天才じゃん」「店出せるよ」
食欲が満たされると、しばらくは何をする気も起きない人もいるだろう。しかし美術を学ぶ者ともなれば、食後すぐにでも創作意欲が爆発するらしい。
とある美大生が生み出したバーガーキングでの食後の光景が、X上で注目されている。
「美大生になるとハンバーガー食べた後のゴミだけでもう一度ハンバーガーを作れる」
2024年11月10日、Xユーザーのサカモト(@saka_w_saka)さんがそんなつぶやきと共に投稿したこちらの画像。
手に握られているのは、は、ハンバーガー......?
いいや、正しくは、ハンバーガーのゴミで作られた、なんちゃってハンバーガーだ。
とはいえ、茶色いパティやオレンジ色のチーズが入っているようにしか見えない仕上がりで、再現度が高すぎる。
食後のゴミでここまで美味しそうなハンバーガーが作れるなんて、すごい!
Jタウンネット記者は12日、制作者のサカモトさんに話を聞いた。
食べ終えた包み紙を丸めていたら...サカモトさんは、東京造形大学で絵画を専攻している1年生。
〝ゴミバーガー〟を作ったのは10日午後8時ごろ、バーガーキング町田ジョルナ店でのことだった。
制作に使ったのは、「バーガーキング」のハンバーガーの包み紙2つとフライドポテトが入っている袋2つ、オニオンリングが入っている袋1つ。食べ終えたハンバーガーの包み紙をコンパクトにまとめようと、丸めたのが始まりだった。完成までの過程を、こう語る。
「しばらく友人と話しながらいじっていると、丸めた袋がパンの部分に見えてきまして笑笑すると次はフライドポテトの袋の端色がチーズに似てることに気づきました。そこまで行くとハンバーグが欲しいよなと思っていたところで、オニオンリングの袋の端が茶色いお肉の色に似てる事にも気づきました。後はそれらをいい感じに見えるように仕上げて完成です」(サカモトさん)
普段は全く別の方向性で作品を制作しているというサカモトさんは、ゴミバーガーのような造形物を作ることはほとんどないそう。
しかし、「手遊びなどが好きなので、遊べそうな物が転がっていたら手に取ってイジったりしています」とのことだった。
今回の投稿に対し、X上では16万件を超える「いいね」(13日夜時点)のほか、
「これがSDGsですか」「すごい。これ店出せるよ」「この片付け方夢があっていいな」「昔、美大出身の同僚が何でも工作やアートにしてるの見てたけど、美大生だと普通なのか!」「天才じゃん」「ご飯食べたあとに袋で作ってる姿想像するとかわいい。わたし、こういうひと可愛くてすき」
といった反応が寄せられるなど、大きな話題に。
こうした反響を受け、サカモトさんは
「本当に軽い気持ちでポストしたものがここまで伸びに伸びるなんて思いませんでした笑笑通知が本当に止まらず、若干生活に影響が出て焦りました。大学の友人からもあれこれ言われて、普段から顔は広い方なのですが、昨日、今日は特に色々な人から話しかけられました笑笑」
とコメントした。