【光る君へ】人の不幸は蜜の味?夫の愛人に嫉妬した道綱母(財前直見)のエピソード (2/4ページ)
まったく、一体どこをほっつき歩いているのでしょうね(意訳)」
そこへさへ かるといふなる 真菰草(まこもぐさ)
いかなる沢へ ねをやどるらむ【意訳】水の底まで根をのばす(かける)という真菰草は、どんな激流に押し流されたのでしょうね。
兼家を水草に喩えて、自分たちという水底に根を張ってくれない腹立たしさを共感してみせる作戦です。
これで共同戦線を張って、共に「町小路」を追い出そう……そんな計画を立てたものの、時姫はお見通しでした。
「あら。『あの人』はてっきり貴女のところへ根を張っているのかと……となると、どこへ行ったのでしょうね?(意訳)」
まぁいつもの事だし、ほっとけばその内帰って来るでしょう……時姫が余裕の素振りを見せます。
これはつまり「貴女とつるむつもりはありません。どうして私が貴女と同格にならなくてはいけないの?」という意思表示に他なりません。
格の違いを見せつけられて、道綱母はさぞ悔しがったことでしょう。
町小路の不幸を喜ぶ道綱母
そんなこんなしている内に、町小路が妊娠したという報せが耳に入りました。
兼家は彼女のために新居を用意してやり、牛車に同乗して道綱母が住む邸の前を通り過ぎます。妻として、これほどの侮辱ほありません。
「悔しい!あの女、〇ねばいいのにっ!」
地団駄を踏んでいる内に町小路は男児を出産。