駅トイレの張り紙が〝まさかの落書き〟でいっぱいに... 優しい世界に3.8万人感動「ほんとうに素敵」

Jタウンネット

駅トイレの張り紙が〝まさかの落書き〟でいっぱいに... 優しい世界に3.8万人感動「ほんとうに素敵」
駅トイレの張り紙が〝まさかの落書き〟でいっぱいに... 優しい世界に3.8万人感動「ほんとうに素敵」

公衆トイレの張り紙が、「落書き」でいっぱいになっていた――。そんな目撃情報が、X上で注目されている。

投稿者が見つけたのは、こんな張り紙だった。

こちらは、Xユーザーのここま(@2kokoma2)さんが2024年11月14日に投稿した画像。

「お客様へ」という言葉から始まる、トイレを利用する人たちへの感謝のメッセージが書かれた張り紙。「トイレより」という1行のおかげで、トイレがお礼を言い、トイレ自身が努力すると宣言しているように見えてユニークだ。

その紙のあちこちに、たくさんの文字が書き足されている。〝落書き〟の内容は、こんなもの。

「いつもありがとうトイレくん」「今日もキレイでいてくれてありがとう」「こんなステキなメッセージを思いつく駅員(スタッフ)さんにも感謝です」

そう。全て、感謝や労いの言葉なのだ。しかも、英語や韓国語のメッセージまである。

な、なんてハートフルな〝落書き〟なんだ! これ、一体どこで見かけたんだろう?

Jタウンネット記者は15日、投稿者・ここまさんに聞いた。

「本当にこんな事ってあるんだ」

取材に応じたここまさんによると、「落書き」を発見したのは、京王線の山田駅(東京都八王子市)構内の公衆トイレ。1年ほど前のことだったという。

「こういう場所の落書きはろくでもない事が多いのに、ここは感謝の言葉しか書かれてなかったので『本当にこんな事ってあるんだ』と感動しました。それで記念に残しておきたいと思い、撮影しました」(ここまさん)

当時ここまさんは生憎と筆記用具を持ち合わせていなかったのだが、「持っていたら自分も追記したかったなぁと思います」と振り返った。

「(投稿に)沢山の反響があって、その大多数が『ほっこりした』『元気もらえた』と言ってくれてこちらもさらに嬉しい気持ちになっております」(ここまさん)

では、こうした落書きについて駅側はどのように感じているのだろうか? 記者は21日に京王電鉄(本社:東京都多摩市)にも話を聞いた。

「これからも清掃活動に努める」

取材に応じた同社社員は、そもそもこの張り紙自体が「いつから、どのような経緯で貼られたものかはわからない」と前置きしつつ、寄せられた感謝のメッセージに対しては

「今後も駅を利用されるお客様が綺麗なトイレを使っていただけるように、清掃活動に努めてまいります」

とコメント。スタッフがトイレをきれいにし、利用客が感謝のメッセージを寄せる。そのメッセージを見て、スタッフがより一層トイレをきれいにしようと励む。そんな好循環が生まれているようだ。

京王線山田駅(photoACより)

見ているだけで優しい気持ちになれる「落書き」の数々に、X上では3万8000件以上のいいね(22日昼時点)のほか、こんな声が寄せられている。

「とてもほっこりした写真で、なんだか嬉しくなりました」「きれいな言葉にはきれいな言葉が引き寄せられるんやなって......」「1人も意地悪な方向に捉える人がいなくてほんとうに素敵」

なお、同社員によると、注目を集めたトイレの張り紙は2024年11月現在はすでに掲示されていないとのことだ。

「駅トイレの張り紙が〝まさかの落書き〟でいっぱいに... 優しい世界に3.8万人感動「ほんとうに素敵」」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る