祖国や故郷の平和を願い…【光る君へ】劇中で藤原隆家が武者たちと舞っていた唄の元ネタと意味は? (2/3ページ)

Japaaan

【原文】

夜酒瀰志斯(やすみしし)
和餓於朋耆瀰能(わがおほきみの)
訶句理摩須(かくります)
阿摩能椰蘇河礙(あまのやそかげ)
異泥多々須(いでたたす)
瀰蘇羅烏瀰禮麼(みそらをみれば)
豫呂豆余珥(よろづよに)
訶句志茂餓茂(かくしもがも)
知余珥茂(ちよにも)
訶句志茂餓茂(かくしもがも)
訶之胡瀰弖(かしこみて)
菟伽陪摩都羅武(つかへまつらむ)
烏呂餓瀰弖(をろがみて)
菟伽陪摩都羅武(つかへまつらむ)
宇多豆紀摩都流(うたつきまつる)

【意訳】

この日本国を隅々まで治(しろ)しめ給う
我が大君=天皇陛下が、いらっしゃる
天の八十蔭=宮殿からおいでになり
美しい空を見上げられ
いつまでも、かくあれかし(このようにあればよいのに)と願われた
いついつまでも、かくあるように
お仕えしよう
心を込めて篤く敬い
お仕えしよう
そんな思いを歌に詠みました

【注釈】

やすみしし:
→八隅(やすみ)治(し。知)し:八方の隅まで知り治められる。
→八州(やす。大八洲、日本)を見治(みしら)される。 天の八十蔭:
→天を覆う多くの影、転じて宮殿・皇居のこと。 万代、千代:
→一万の時代と、千の時代。転じて「いつまでも」。 かくしもがも:
→斯く(このように)あって欲しい。 かしこみて:
→畏まって、心を込めて。 おろがみて:
→拝(おろが)みて、篤く敬って。 うたつきまつる:
→お歌い奉る。

まったく、口に出して読むだけで、馬子の清々しい真心が伝わってくるようです。

晴れやかな席でこのような歌を奉れたことは、彼にとって最上の栄誉だったのではないでしょうか。

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