現代の「食」「住」の起源は弥生時代にあり!当時の生活ぶりは意外なほど文化的だった (3/4ページ)
フジヅルで結び合わせただけでは強度に不安なところがありますが、イロリで火を燃やすと燻製状態になるため強度が増します。こんなところで、既に後世の日本人の家づくりの知恵が確立されていたのです。
竪穴式住居の特長は他にもあります。
例えば軒先が地面に近く、耐震・耐風・耐雪性が高いことは大きな特徴です。この形式は火災には弱いものの、当時としては災害に強い建物だったといえるでしょう。
また、夏は涼しく、冬は暖かく、とくに高温多湿の夏場には過ごしやすい造りになっていた。一方、冬場はイロリで火を燃やし、寝るときは動物の毛皮を敷いていたようです。
後世につながる「間取り」「トイレ」当時の建物の中は、最初の頃は部屋の仕切りがありませんでしたが、入り口付近がくぼみ、加工用の石を置いてあったと思われる建物も発掘されています。
このことから、入り口近くが作業場で、中央が食事場所、そして、その周辺が寝る場所というように分かれたのではないかとも考えられていています。