「きつつき作戦」「釣野伏せ」など…戦国時代、名だたる武将たちはどんな戦法で勝利を目指した? (2/2ページ)

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JR塩山駅北口の武田信玄像

実際、このきつつき戦法は効果的ではありましたが、弱点があります。それは自軍を二つに分けざるを得ないという点です。

軍を別動隊と本体の二つに分けてしまうと、どうしてもひと固まりで動いているときよりも攻撃力・防御力ともに落ちてしまうのは避けられません。

川中島の戦いでは、上杉謙信がこのきつつき作戦を見破り、先に武田の本隊に総攻撃をかけました。そのため、信玄は苦戦することになったのです。

島津軍「釣野伏せ」

また、薩摩の島津氏は囮作戦を得意としていました。

伊集院駅前の島津義弘像

まず正面から切り込み隊が敵陣に突入し、応戦する敵と刃を交えてしばらく戦います。

やがて切り込み隊は退却するのですが、敵が追撃するところを、隠れていた兵が左右から挟み撃ちにするのです。

これが有名な、島津勢の十八番である「釣野伏せ」という戦法です。

本隊による待ち伏せ、囮による陽動……。このようなきつつき戦法も、釣野伏せも、ドラマや映画、あるいは漫画など、合戦が出てくる娯楽作品ではよく見かけるタイプの戦法ですね。

戦国時代の武将たちも、効率よく敵軍を倒そうと、こうして知恵を絞っていたのです。

参考資料:歴史の謎研究会『舞台裏から歴史を読む雑学で日本全史』2022年、株式会社青春出版社
画像:photoAC,Wikipedia

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