リアルなZ世代たちの群青劇がスタート! シゴデキ編集者の「リア恋男子」現る【未恋~かくれぼっちたち~#1】 (3/4ページ)
健斗は、北風と太陽でたとえるなら、太陽側の人間。
脱走してしまった犬が、健斗の足の間にスッと入ってきて落ち着いていた姿を見て、「絶対にいい人やん……」と確信しました。犬は警戒心が強いから、普通は見知らぬ人の足の間であんなにリラックスできません。よっぽど、「この人は大丈夫だ〜」と思ったんだろうな。ゆずを追いかけていたはずなのに、犬が足の間に入ってきたがゆえに、身動きが取れなくなってしまうところも、やっぱり優しすぎる!
健斗は無理に理由を問いただしたりしないから、ゆずも「ゆずもゆずに困ってるんです! まわりのあれこれについていけなくて! 少し、止まってほしいんです! まわりも! ゆず自身も!」と本音を吐露することができたんだと思います。
そして、「止まってもいいと思います。落としましょう。今回は、休載します。想定外のことに陥ったら、誰でも困りますよ」とすぐに了承してくれたあたりも、「この人は、わたしのことをひとりの人間として見てくれている!」と思えたポイントだったんだろうなぁ。
ゆずは、このあたりから、健斗に恋に落ちたのかもしれません。「付き合ってくれませんか?」と言い、健斗が「えっ?」と戸惑ったのを見て、「……散歩」と追加したのも、もしかしたら作戦だったりするのでしょうか!?
ゆずは、令和には珍しい肉食系ヒロインなんですよね。健斗が着ているジャージとお揃いのものを購入し、「ジャーン! 買っちゃいました!」と満面の笑みで見せるのも、あざとくてきゃわいい!
思ったような反応じゃなかったら、「かわいいとかなんとか言ってくださいよ!」とかわいく怒れるのも、モテてきた女の子って感じがします。
それだけでなく、健斗が暮らすマンションの管理人さんに部屋番号を聞き出し、「おはようございます!」と現れちゃうのも、ヤバすぎる(いろいろな意味で)。それなのに、「うわっ、怖い」とかならないのは、弓木さんの演技力だなと思います。いい意味でポップだからこそ、じめっとしたアクションを起こしても笑えちゃうんですよね。
■健斗が“リア恋”すぎる……。