約150点の資料を通して昭和30年代を“変化”という視点で紹介「日常をつくる!企業博物館からみた昭和30年代」を たばこと塩の博物館(東京・墨田区)で2025/1/18~3/23開催 (2/3ページ)
電気洗濯機や都市ガスは、すでに戦前に登場していましたが、庶民にまで広がったのは昭和30年代のことです。それと前後して女性の社会進出が進み、今度は家事と仕事の両立が、主婦の向き合う新たな課題となっていきました。
このコーナーでは、昭和30年代に大きく変化した暮らしのあり方、そして家事の形を紹介します。
【塩は量り売りから包装品へ ~この時代に、調味料は個包装品へと変化していった~】
【お風呂で洗髪の広がり ~女性のヘアスタイルの多様化と高品質なシャンプーの登場で洗髪の習慣が広まっていく~】
【振り子時計 ~ぜんまい式の時計から、正確な時間を刻む、便利な電池式トランジスタ時計へ~】
2. 働く - 通勤・仕事は分刻み -
高度経済成長は、農業中心から製造業・サービス業中心へという産業構造の転換を加速させました。農村から大都市に集団就職した少年少女が中小企業の重要な働き手となる一方、戦後の大学進学者の増加やサービス業の発展により「サラリーマン」が大衆化しました。
このコーナーでは、企業の変化と、それに伴い大きく変わった日本人の働き方に焦点をあてます。
【郵便量の増加と二口ポスト ~昭和30年代以降、郵便物数の激増により、郵便輸送に求められた近代化と合理化~】
【広がる交通網と通勤電車 ~相互直通運転、都心への乗り入れ。沿線の宅地開発の加速。鉄道駅から離れた場所でのバス運行~】
【生活の句読点 ~簡便さを求める時代に、たばこの主流は両切からフィルター付き製品へ~】
3. 遊ぶ - “休日”がやってくる -
昭和22年(1947)制定の労働基準法により、企業では毎週日曜定休が定着しました。
季節に即した繁閑のサイクルに馴染んできた農村・漁村出身者にとっては、短周期で定休日があること自体が新鮮でしたが、週1日だけの休みのため、家でごろ寝という過ごし方がほとんどだったようです。
家でのお供は、当時全盛だったラジオや次第に普及してきたテレビでした。
昭和30年代後半になると、人々の暮らしにも余裕が生じ始めます。