花魁を生け花に見立て…大河「べらぼう」で紹介された北尾重政『一目千本』全ページを一挙紹介!
大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」の3話で、主人公である蔦屋重三郎が初めて版元として出版した見立て本『一目千本』。
『一目千本』(大阪大学附属図書館所蔵) 出典: 国書データベース,https://doi.org/10.20730/100080738「べらぼう」の作中でも紹介されましたが、本書は相撲の東西取組のようなスタイルで、吉原遊廓に在籍する花魁の性格や特徴を、「生け花」に見立てて紹介した見立て本。
『一目千本』(大阪大学附属図書館所蔵) 出典: 国書データベース,https://doi.org/10.20730/100080738 『一目千本』(大阪大学附属図書館所蔵) 出典: 国書データベース,https://doi.org/10.20730/100080738江戸時代にはこうした見立て本(見立て絵本)、が数多く出版されました。
『一目千本』は安永4年(1775年)に刊行された書物で、作者は江戸時代中期の浮世絵師である、北尾派の祖・北尾重政(きたおしげまさ)。版元はドラマと同じく蔦屋重三郎です。
「芸者と箱屋」北尾重政 画(アメリカ議会図書館蔵 出展:Wikipedia)今回は、北尾重政『一目千本』を全ページ一挙に紹介します。花魁がどのようにどんな花に見立てられているのか、くずし字辞典を片手に鑑賞してみるのも面白いでしょう。
『一目千本』は以下の記事で詳しく紹介しています。あわせてご覧ください。
大河「べらぼう」に登場!遊女を”花”に見立てた蔦屋重三郎 初の出版本『一目千本』を解説【前編】 大河「べらぼう」に登場!遊女を”花”に見立てた蔦屋重三郎 初の出版本『一目千本』を解説【後編】それでは、北尾重政による『一目千本』をどうぞ!
「北尾重政『一目千本』 版元:蔦屋重三郎」を見る日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan