海賊版の偽造・販売…鱗形屋孫兵衛(片岡愛之助)が没落した”重版事件”とは?【大河べらぼう】 (2/4ページ)
NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の予習にどうぞ。
一回目は何とか示談に
時は安永4年(1775年)、鱗形屋の手代である藤八(とうはち)が、大阪の板元・柏原与左衛門(かしわら よざゑもん)が出版していた『早引節用集(はやびきせつようしゅう)』の重版に手を染めてしまいました。
現代とは意味が異なり、当時の重版とは海賊版の偽造・販売を差します。
もちろん重版はご法度で、類版(似たような内容の出版)ともども、かねて禁令が出されていました。
藤八は『新増節用集(しんぞうせつようしゅう)』とタイトルだけ変えて発売。
これに気づいた与左衛門が怒らないはずはありません。
第5回放送「蔦に唐丸因果の蔓」劇中、尾張熱田の古本屋で怒りに震えていた男が与左衛門です。
この時は書物問屋の須原屋市兵衛(里見浩太朗)が仲裁に入り、何とか示談となりました。
しかし事件はこれで終わらなかったのです。