花王のナプキン備品化プロジェクト。「職場のロリエ」、導入企業が300社に
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花王はこのほど、2022年より同社が推進する「職場のロリエ」プロジェクトの導入企業数が300社に拡大したことを発表しました(2024年12月末時点)。
「職場のロリエ」は、社会全体における生理をとりまく環境をより良くする目的で、日本で初めて※1 職場のトイレにナプキンを備品化するプロジェクトとしてスタート。突然生理がきても安心して働けるように推進されています。
※1 ナプキンメーカー発信として初めて(2024年12月25日現在 未来トレンド研究機構 調べ)
■ナプキンの備品化プロジェクト「職場のロリエ」について
「職場のロリエ」は、企業の福利厚生の一環として、トイレットペーパーと同じように、職場のトイレにナプキンを備品として設置することを推進するプロジェクト。
働く人に生理に関するアンケートを実施※2 したところ、「仕事中、急に生理になってナプキンがなくて困った」「これから会議なのに」「買いに行く暇なんてない」などの声があがり、職場においてさまざまな隠れた困りごとがあることがわかりました。
そこで、生理用品ブランド「ロリエ」としてできることを考え、突然生理が来ても安心して働ける職場環境を増やすことをめざして、2022年に「職場のロリエ」が開始されました。
・働く人にとっては急な生理の際もナプキンの心配がなくなり、周囲の生理への理解が促進され、より働きやすくなる。 ・導入企業にとっては社員が安心して働ける環境づくりの一つになる。
働く人と企業の双方にうれしい環境づくりを、賛同する企業と一緒に推進すべく、花王が専用BOXを無償で提供し、ナプキンは導入企業に福利厚生の一環として購入する取り組みです。
さらに導入企業には、同社が制作した生理の基礎知識やケーススタディをまとめた研修動画「生理を知る。考える。」を提供し、社員が安心して働ける環境づくりへの具体的なサポート方法を提案しています。
なお、同社ではこの研修動画を管理職向けの研修にも活用しています。
※2 2022年インターネット調査 対象:全国の20〜30代の働く女性500名
■「職場のロリエ」の反響
2022年から「職場のロリエ」の活動を進め、2024年12月末時点で「職場のロリエ」の導入企業数は300社となりました。建設・金融・メーカー・医療など、さまざまな業界で賛同企業が広がっています。
導入企業の社員からは、
・「ナプキンを替えたいのに予備がないときにすごく助かったし、安心感があった」 ・「作業着が白いので染み出していないかストレスだったが、安心して働ける」
等の声が寄せられ、約95%が継続を希望しています※3。また導入した担当者からは、
・「こういう活動を待っていた、会社への期待度が上がったと社員から反響があった」 ・「働く女性の支えとなるだけでなく、男性にとっても生理を知るきっかけになった」
等の好評の声が届いています。
※3 2024年花王調べ 対象:テスト導入した企業(1社)の従業員109名
同社では、「今後さらなる導入企業の拡大をめざすとともに、「職場のロリエ」の活動を通して、生理にまつわる困りごとを解消し、生理の期間も少しでも快適に過ごせる環境づくりを推進していきます」とコメントしています。
職場のロリエWEBサイト:https://www.kao.co.jp/laurier/project/shokuba/
(エボル)