愛されフルーツ「ナシ」の歴史は想像以上に古かった!その起源と歴史を解説【前編】 (2/3ページ)
一方、ふるさとから西へ移動し、西アジアや中近東でヨーロッパの気候風土に適応し、広がっていったものがセイヨウナシです。
ニホンナシはセイヨウナシ・チュウゴクナシなどとともにバラ科ナシ亜科ナシ属に属しています。
セイヨウナシはヨーロッパで栽培され、木の上では熟さないため、収穫後しばらくしてから食べる特徴があります。山形県のラ・フランス、新潟県のル・レクチェなどが有名ですね。
海外でのニホンナシ評価
これに対してニホンナシはシャキシャキとした食感が特徴で、中国の長江流域に多く作られる南方のチュウゴクナシが起源です。
砂梨系のチュウゴクナシが日本に伝わり、日本の気候風土に合わせて次第に異なるナシとして分かれていったのです。
チュウゴクナシには他に楕円形や瓶形をした北方の白梨系、寒冷な気候に適し円形で小型の秋子梨系、チュウゴクナシとセイヨウナシが自然に交雑してできた新疆梨系のナシなどがあります。
フランスやイタリアなどのヨーロッパでは、古来よりセイヨウナシが食べられてきました。しかし先述の通り、セイヨウナシには収穫後しばらく置かないと食べられないという欠点があります。
そんなこともあり、最近は西欧でもすぐに食べられるニホンナシの人気が高まっています。日本でおなじみの「二十世紀」や「豊水」なども高い評価を受けています。