奨学金返済にいっぱいいっぱいで投資まで手が回らない。繰り上げ返済ってした方が良いの? (2/4ページ)

マイナビウーマン

また、奨学金とは別の借り入れ、例えば、分割払いやリボ払い、キャッシングローンは、金利手数料が奨学金と比べるとはるかに高く、一般的には金利が高いものから返済した方が利息の軽減効果が高いとされるため、もしそのような借り入れがある場合は、どれから繰り上げ返済をした方が効果が高いのか比較をして返済の優先順位を立てるようにしましょう。

■奨学金の繰り上げ返済の効果はどれくらい?

実際に繰り上げ返済の効果について計算してみましょう。借り入れ金額と利率は仮のものとします。

利率固定方式 借入金額288万円 借入利率0.5%※ 返還方式:定額返還方式 返済開始年月 2020年10月 返済年数16年 返済回数192回 毎月の返済額 15,611円 おおよその返済総額2,997,228円

※利率は借入した年と月によって異なるためあくまでも目安です。詳しく計算したい場合は、ご自身の「奨学金返還証明書」で確認してください。

◇パターン1 完済した場合

2025年4月に残債2,108,730円を完済した場合

総返済回数 54回 返済総額 2,936,113円 利息の軽減効果 61,115円

◇パターン2 一部繰り上げ返済をした場合

2025年4月に100万円を一部繰り上げ返済した場合

総返済回数 126回(66回短縮) 返済総額 2,952,571円 利息の軽減効果 44,657円 繰り上げ後の残債額 1,093,119円 完済予定 2031年4月

◇さらに2026年4月に50万円繰り上げ返済をした場合

総返済回数 93回(33回短縮) 返済総額 2,943,497円 利息の軽減効果 53,731円(今回分9,074円) 繰り上げ後の残債額 410,829円 完済予定 2028年7月

このように、まとめて返せば返すほど利息の軽減効果は高くなり、完済までの期間が短くなります。

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