かじかむ指を包み込む〝冬毛のパソコン〟に8.3万人ほっこり 「あったかそう」「これで仕事したい」

Jタウンネット

かじかむ指を包み込む〝冬毛のパソコン〟に8.3万人ほっこり 「あったかそう」「これで仕事したい」
かじかむ指を包み込む〝冬毛のパソコン〟に8.3万人ほっこり 「あったかそう」「これで仕事したい」

カタカタとキーボードを叩くのではなく、ヨシヨシと撫でたくなるような、「可愛すぎるパソコン」がX上で話題となっている。

「冬毛のパソコンを作りました」

2025年2月3日、関西在住のマルチクリエイター・南村杞憂(@kiyunamura)さんがそうつぶやきながら投稿したのは、ふわふわな〝パソコンのぬいぐるみ〟だ。

まるで犬や猫の「冬毛」のようにもこもこした毛並みのパソコンは、とってもあったかそう。

自分のパソコンも、毎年冬にはこんなふうになったらいいのに......と妄想してしまう可愛さだ。そうすればきっと、かじかむ指でミスタイプをすることも減るだろう。

すっかり心を鷲掴みにされてしまったJタウンネット記者は10日、投稿者の南村杞憂さんにこの〝パソコン〟について話を聞いた。

ディスプレイ部分はまさかの...

インターネットカルチャーやSNS等をテーマに日々「けったいなもの」を制作している南村杞憂さん。神戸のコミュニティFMなどでラジオMCとしても活動中の人物だ。

最近ぬいぐるみを制作するようになり、「なにをふわふわにしたらかわいいかな?」と考えた結果、生まれたのが「冬毛のパソコン」だった。

「裁縫素人」だという南村さんは、布のパターンを起こさずにフィーリングで生地を切って縫ってこの作品を仕上げたそう。す、すごすぎる......!

そんな南村さんが一番難しかったと語るのは〝キーボードの表現〟だ。

「最初はキーボード部分を作らずにディスプレイのみだったのですが、なんだか物足りなかったのでキーボードを足すことにしたんです。ただやはり毛足の立った生地を使いつつたくさん並んだキーボードのボタンの表現をどうするかかが一番難しく、一度作ったものも没にするなど試行錯誤してました」(南村杞憂さん)

ちなみに、ディスプレイの黒い部分はファー生地の〝裏面〟。「ルール無用です」と笑う。

「どうしてもディスプレイに文字っぽいものを刺繍して表現したかったのですが、毛足が長いと手刺繍が埋まっちゃうんですよね。それで思い切って裏面を使うことにしたら案外良いぞ?となって。全体的に、ちょっとざっくりしたデザインなのが逆にまぬけでかわいくなったかも笑と思っています」(南村杞憂さん)

南村さんの試行錯誤の末に生まれた可愛すぎる〝冬毛のパソコン〟に対し、X上では8万3000件を超える「いいね」(10日昼時点)のほか、こんな反応が寄せられている。

「かんわいい...!もっふもっふしてる...!」「職場のパソコンこれになってほしい」「これで仕事したい」「パソコンも換毛するんですね あったかそう」「夏になるとフォルムがシュッと...?」「ふわふわ〜すき〜」

こうした反響を受け、南村さんは

「皆さんぬいぐるみ大好きですね!という気持ちです笑今回の作品は実は福岡個展の搬入のために行っていた福岡滞在中に現地のホテルとギャラリーで作ったものなんです。ギリギリまで何か制作したくて、毎日小型のミシンと生地を持ち歩いて隙を見つけたら制作して......笑針と糸と布があればどこででもできる制作だと分かったので、今後もへんてこなぬいぐるみを作っていきたいです!」

とコメントした。

冬毛のパソコンは、2025年3月2日まで「Artist Cafe Fukuoka コミュニティスペース」(福岡県福岡市)で開催されている南村さんの個展「kiyunamura_fuk.zip」に展示中。また、限られた数ではあるが受注生産も実施予定だ。

画像は南村杞憂(@kiyunamura)さん提供
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