日本画家・上村松園、土田麦僊の名画をデザインに採用した特殊切手「切手趣味週間」が発行されます!
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日本郵便から、特殊切手「切手趣味週間」が発行されます。このほど切手の絵柄が公開されました。
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切手趣味週間は、郵便切手が持つ「美しさ」や「芸術性」といった文化的価値を広く認識してもらうとともに、切手収集の趣味の普及を図るため、1947(昭和 22)年に当時の逓信省が設定した「切手趣味の週間」をその始まりとしています。
今回の切手趣味週間の切手の絵柄には、過去の切手趣味週間に採用した近代美人画から 2 点が再び採用されています。
「序の舞」東京藝術大学蔵 画像提供:東京藝術大学 / DNPartcom
1936(昭和 11)年に制作された上村松園の代表作であり、重要文化財に指定されています。序の舞とは、能の中で最も静かで上品な舞です。この作品では、若い女性が舞う姿を、優美な中にも毅然とした女性の気品が表現されるよう描かれています。
東京国立近代美術館蔵 Photo: MOMAT/DNPartcom
1924(大正13)年に制作された、土田麦僊の代表作です。日本庭園の情景を西欧的な感覚で幾何学的に描きながらも、舞妓の姿を日本的情趣で緻密に描き調和させることで、日本画の構成美を見事に結実させました。
特殊切手「切手趣味週間」は、110 円郵便切手x10枚のシート販売となります。「序の舞」と「舞妓林泉」が5枚づつの構成。2025年4月18日(金)から全国の郵便局や郵便局のネットショップなどで販売されます。
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また、特殊切手「切手趣味週間」を 1 シート収めた見開きの切手ケース「通常版切手帳(切手趣味週間)」も同日から販売開始。
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