日本女性の「キャリア10年目の壁」を壊す! エスエス製薬と解熱鎮痛薬EVEが掲げる、社会への挑戦状 (2/3ページ)
15年目になると、この差はさらに広がります」
調査によれば、キャリア5年目を起点にキャリア形成の難しさを感じ始める傾向があり、5年目に「仕事において、理想のキャリアを築いていきたい」「現在、仕事において、理想のキャリアを築けている」「今後(も)、仕事において、理想のキャリアが築けると信じている」かを聞いたところ、いずれも女性のとてもそう思う・そう思うの回答が低くなりました。
このようなキャリアのジェンダーギャップをゼロにする、つまり意識レベルでの男女平等を実現することがBeliEVE Projectのゴールです。
■「がまんしてしまう」日本女性が抱える苦悩
EVEはすでに、BeliEVE Project内で生成AIを活用したツールをローンチ。女性たちの生の声を集めたところ、なぜ10年目でキャリアを諦めてしまうのか、具体的な課題が見えてきました。
「注目したのは、女性の“悩みを相談したいけれど、できていない”という実情です。もっと働きやすくするために、本当は声を上げたいと思っていても、周囲にネガティブな影響を与えたくない、文句を言っている人と思われたくないなど、苦しい気持ちを話すことすらも苦しい、という心の叫びが聞こえてきました。上司や同僚だけでなく、家族や恋人にもなかなか言えないという声も。ジャッジされない環境で本音が言えるかどうかは、一つの大切なポイントだと感じました」
さらに女性の声を掘り下げていくと、女性ならではのライフステージ上の課題も見えてきた、と元島さん。
「結婚や出産で、物理的に時間が足りないと感じている人も多く、仕事とプライベート・家庭の両立がうまくできていないと回答する人はキャリア5年〜15年目でグッと増えます。託児所の利用や時短勤務などの制度も、利用に対するうしろめたさが存在し、実際に利用している割合は20%前後までに収まります。10年目以降、キャリアを諦めてしまう女性が多いことから、ロールモデルとなる同性の先輩が少ないなど、さまざまな課題が顕在化しました」
エスエス製薬はこういった女性の社会課題に対し、まずは自社で先例を作ることに注力。