日本女性の「キャリア10年目の壁」を壊す! エスエス製薬と解熱鎮痛薬EVEが掲げる、社会への挑戦状 (3/3ページ)
政府のシッターサービスへの加盟、家事代行サービスの費用負担などの制度を導入し、子育てを行う女性も社会復帰しやすいようサポート。
また、育休取得者の所属チームメンバーに対する経済的支援を行い、制度を使う際の罪悪感を軽減。今後はこういったアクションを、他社にも展開していくことを目標にしています。
■いち企業、一人ひとりが、これからの日本の「女性活躍」の前例になる
なかなか改善されない日本のジェンダーギャップに、真っ向から勝負を挑んだエスエス製薬とBeliEVE Project、そして元島さん。ラウンドテーブルの最後には、メディア参加者との意見交換会も行われました。
「会社の中でセクハラやパワハラ的な発言があっても、男性の多い職場では口にしづらい」「だけど誰かが、企業が声を上げて変わっていかないと、日本全体も変われない」などの声が上がり、元島さんは「エスエス製薬の活動をさらに発信し、良い前例を作っていきたい」と回答。
地方の企業と都心の大企業間の格差や、SNSの影響など、多角的な視点で「日本女性をどう勇気づけていけば良いか」がディベートされました。
女性が30代を境に、ライフステージが変化しやすいことは今後も変えづらい事実ですが、自分のキャリアを諦めないためには、社内制度を上手く活用したり、時にチームメンバーに頼ること、ストレスを発散し、キャリアを前向きに考えることなどが必要です。
しかしそのどれもが、当事者となる女性一人での達成は難しいこと。この現状を変えるためには、エスエス製薬のような企業の事例や、私たち一人ひとりが、キャリアを諦めないことが重要です。
諦めず続けたことで、誰かのロールモデルとなれる場合もあるでしょう。改めて自分のキャリアを見直し、自身が今、諦めていないか、なぜ諦めてしまったのか、どうすれば諦めずに済むのかを考えていきたいですね。
(取材・文:ミクニシオリ)