2024年度における半導体グローバル市場の売上暫定値を発表〜前年比19%の伸びに〜 (3/6ページ)
主要な競合であるSK HynixやMicronも、AI用途向けのHBMの需要の高まりなど、業界の勢いの恩恵を受けています。SK Hynixは2024年に半導体グローバル市場における売上で第2位を維持し、そのシェアは7.7%と、2023年の4.8%から大きく上昇しました。Micronも、2024年のシェアは4.8%の予想で、2023年の3.2%から伸ばしています。
Qualcommは半導体グローバル市場で第3位を確保しました。2024年の設備およびサービス事業の売上は前年比14%伸びてシェアは5.6%です。これは、Apple以外のスマートフォンの回復と、同社の自動車向け事業の拡大とによるものです。これらの伸びが、回復が遅れているIoTを含む民生向けセグメントの業績を補った形です。
Boardcomも業績好調で、2024年の売上は前年比8%増の見通しです。ここでもAI向けの売上の伸びが目立ちます。BroadcomのAI半導体の売上は2024年末には3倍になるとカウンターポイント社では予想しています。処理速度、生成AI、クラウドとエッジ間のネットワークの進展を背景に、同社のプレゼンスが高まっています。Broadcomが採用するAI ASIC戦略のNVIDIA GPUに対する優位性の懸念はありますが、この2つの方向性は違う土俵にあり、私たちは両方がそれぞれを必要とする場所で使われていくと考えています。
NVIDIAは、通年の半導体売上が前年比50%と素晴らしい成長を遂げ、2023年の3.4%から2024年の4.3%へとシェアを伸ばしました。この数字は、同社のハードウェア売上単体の集計です。供給問題が多少あったものの、NVIDIAが様々なAI応用、特にデータセンターやゲームに対して、いかに強いかが示されました。同社のBlackwellアーキテクチャは、当初は利益を圧迫すると考えられますが、今後の重要な集中領域となるでしょう。AIの推論タスクが複雑になっているため、市場はさらに高性能なソリューションを求めると考えられます。
一方、Intelは課題に直面しており、2024年の売上は前年比24%減となりました。これに伴って、シェアも昨年の7.7%から4.9%へと低下しています。