「妊娠中、長男の手を引きバス停へ向かう私。先にバスが来てしまい、焦って走ると運転手が...」(兵庫県・60代女性)

兵庫県在住の60代女性・Mさんが編集部宛てにメールを送ってくれたのは、お子さんの結婚式の朝だった。
Mさんは、その子がまだお腹の中にいたころに出会った「ある人」に、お礼を伝えたいという。

<Mさんからのおたより>
40年ほど前、第二子妊娠中の私は、毎日バスに乗って長男を保育園に預けにいっていました。
その日の朝は数年ぶりに雪が降り積もっていました。その中を大きなお腹をかかえ、長男の手を引きながらバス停へ。
その途中でバスが来てしまい、私は焦って小走りになって......。
バスの中から運転手が...すると運転手さんがバスの中からマイクを使って、こう言ってくれました。
「走らないで、ゆっくり来てください、待ちますから」

嫌な顔もしなかったお客さんたち、そして、優しい運転手さんに感謝しました。
恥ずかしさでちゃんとお礼が言えなかったことを、ずーっと覚えていて......。
あの時の阪急バスの運転手さん、ありがとうございました。お腹の子にいた子は今日、結婚式を迎えます。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式X(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのか、どんなことをしてしまい謝りたいのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※本コラムでは読者の皆さんに投稿していただいた体験談を紹介しています。プライバシー配慮などのために体験談中の場所や固有名詞等の情報を変更している場合がありますので、あらかじめご了承ください)