強盗、殺傷、陵辱…江戸の町を震撼させた凶悪犯罪者 ~鬼平・長谷川平蔵 最後の事件~【後編】 (2/3ページ)

Japaaan

この男は多くの手下を率いて江戸の広範囲を荒らした強盗団の首領で、一夜に2~3ヶ所に続けざまに押し入ることもありました。

50以上の被害があった上に、押し入った先で強姦・殺人も行ったため、江戸の人々は犬の鳴き立てる声を聞いただけで強盗が来たと勘違いをして半鐘を鳴らしたといいます。

長谷川平蔵は、与力・同心・密偵を総動員して大松五郎の所在を突止め、一味をことごとく捕縛しました。

屋根から屋根へ飛び回る怪盗

次は少しトリッキーな盗人です。『鬼平犯科帳』の「白と黒」には、翻筋斗の亀太郎という盗賊が軽業一座で鍛えた身の軽さで捕縛から逃れるエピソードがあります。これと同じような特技を持った盗賊が実在しました。

江戸の街を類焼から守る火消は鳶職の者が多かったのですが、早飛の彦という盗賊は屋根の上を次から次に飛び回ることができたといいます。

彼は赤坂にあった火消長屋に住んでおり、火盗改に協力する立場だったため捜査の手が及びにくかったようです。

早飛の彦はこうした立場を利用し、火消長屋から約150人いる手下に指示を出して押し込み強盗を働かせていたのです。

ちなみに、盗賊が屋根伝いに逃げるシーンが時代劇にはたびたび登場します。

江戸時代の町や長屋の入り口には「木戸」と呼ばれる柵が設けられており、夜になると閉じられました。そのため夜間に移動できるのは木戸が無い大通りだけでした。

そのため、盗人が捕方から逃れるためには屋根の上を行くしかなかったのです。

長谷川平蔵最後の事件

長谷川平蔵は防火対策にも力を注ぎました。

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