昭和体質と令和社員の激突と、浮上する“人見コナン説”【人事の人見#4】 (3/3ページ)

マイナビウーマン

岩谷部長は、「清川さんを担当から外せ」と言ってきた取引先に出向き、「清川が驚かせてしまったようで、申し訳ありません。その点に関しては、お詫びさせていただきます」と頭を下げました。そして、「あれが、本来の彼なんです。理解してやっていただけないでしょうか?」と言い、清川さんが作ってきた大量の資料を取引先に見せた。さらに、「清原以上に、御社を理解している社員はいません」と言い切ったのです。

清原さんが、ドラァグクイーンをやっていると知った時は、「驚いたし、正直嫌悪感すら覚えました」とちゃんと認めながら、「しかし、それは知らないことへの偏見でした。彼に歩み寄っていただけないでしょうか。きっと、ご理解いただけるはずです」と熱い気持ちをぶつける。これぞ、昭和の熱い上司! という感じ。堀さんも言っていましたが、「排除するんじゃなくて、知ろうとして、ちゃんと知って、理解して、認め合って、助け合って、力を合わせる」。それができたら、きっともっとよりよい会社、社会が出来上がっていくんだと思います。

多様性を描く時、昭和脳の上司たちは“悪”だと見なされることが多い。でも、昭和脳の上司たちのなかにも、彼らなりの“正義”があって、そのなかには下の代に受け継いでいかなければならないものもあるんですよね。「考えをアップデートしろよ」と一方的に新しい価値観を押し付けるのではなく、しっかりと対話をして、ブラッシュアップをしていく。そういうことの大事さを描いた作品って少なかったんじゃないかなと思います。素敵な作品に出会えてよかったなぁ。

ではでは、また次回の放送でお会いしましょう!

(菜本かな)

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