「アメリカへの留学生が大幅減。2024年の日本人留学生数は約7万人。コロナ前の2019年比で90%まで回復。」JAOS留学生調査 (3/4ページ)
2)日本人留学先の1位はオーストラリア、前年1位だったアメリカは約2千人の大幅減
日本人学生の留学先国の動向を見てみると、前年人気2位だったオーストラリアが前年から約4,300人も数を増やし、前年1位だったアメリカを抜いて日本人の留学先で一番人気が高い国になりました。アメリカは前年から約2,000人も数が減少して2位になりました。3位はカナダ、4位はイギリスになっていて、この順位は前年と変わりませんが、カナダが前年より少し日本人留学生数が減少したのに対し、イギリスは約1,300人も数を増やしています。
3)中高校等が主催する海外教育旅行参加者は15,345人全体の約22%
JAOSが今回初めて調査をした中高学校・地方自治体が主催・募集し、JAOS会員の留学事業者が企画・実施支援をする海外教育旅行は全体の21.8%で、昨今多くの中高校や地方自治体が、グローバル教育推進のために海外教育旅行を行っていることが分かりました。文部科学省も国内教育機関のグローバル化を促していることや、国や地方自治体などからの助成金なども増えており、今後より多くの中高学校や地方自治体が生徒向けに海外教育旅行の実施をしていくと推測されます。このセクターの留学先では1位オーストラリア、2位アメリカ、3位ニュージーランド、4位カナダ、5位イギリスとなっていますが、アジアのシンガポール、フィリピン、マレーシアなども人気が出てきています。
4)注目の海外大学進学先はオーストラリア、マレーシア、台湾
今回の統計で海外大学への学部留学を目指す日本人の数は前年比114%の838人で、1位アメリカ(全体の35.4%)、2位オーストラリア(29.8%)、3位マレーシア(15%)、4位イギリス(5.8%)、5位台湾(4.9%)となっています。コロナ前に圧倒的な人気を誇っていたアメリカの大学進学留学者数が大きく減少し、海外教育旅行先や語学留学先としても人気の高いオーストラリアが増加、そしてアジアのマレーシアと台湾が日本人の大学学部留学先として注目されてきています。