細田守監督「イマーシブシアター 新ジャポニズム」特別対談で日本美術史とアニメーションの繋がりを語る (2/3ページ)
東京国立博物館 平成館では、4月22日(火)~6月15日(日)の期間に特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」も開催しているが、イマーシブシアターのナビゲーターは、大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(NHK)で蔦屋重三郎役で出演している横浜流星が務める。音楽は映画、テレビ、演劇、ダンス、ファッション、広告など様々なメディアでの音楽制作を手掛ける蓮沼執太が手がけている。
細田監督と松嶋氏の対談では、日本美術とアニメーションとの繋がりや、日本美術と西洋美術の違い、絵画やアニメなどの解釈における観客の想像力の重要性などが話し合われた。さらに、細田監督は11月21日(金)に全国公開が決定している新作アニメ映画『果てしなきスカーレット』が控えている。まだ映画の内容は明かされていない部分が多いが、対談の中ではついついネタバレしてしまいそうになる瞬間がありながらも、日本美術、西洋美術から受けている影響などが監督本人から語られた。
『果てしなきスカーレット』について、松嶋氏より話を振られた細田監督は「主人公は16世紀ヨーロッパの王女様。西洋美術史でいえば、ルネッサンスから100年以上後の時代」と時代背景を説明。また、現実世界との行き来について聞かれると「16世紀を描きながらも、歴史もの、史劇ではなく、ちゃんと僕らが生きているこの現代にしっかりと照り返されるようなものでありたい」と、多少ぼかしつつも映画の内容について答えていた。