21歳 悲劇の死別。幕末、皇女和宮が一途に愛した徳川家茂に詠んだ哀しくも美しい和歌に涙 (1/2ページ)
幕末の動乱の最中に江戸幕府14代将軍に就任した徳川家茂。彼の正室が皇女和宮親子内親王であることは有名です。
出会うはずもなかった2人が結婚したきっかけは井伊大老の暗殺後、老中に就任した安藤信正らが提唱した「公武合体政策」。ペリー来航以来権威が失墜してしまった幕府は、朝廷と仲良しアピールで威信回復したい狙いがありました。
徳川家茂像(Wikipediaより)
その象徴として、江戸幕府将軍家茂と孝明天皇の妹である和宮、弱冠17歳の2人が結婚することになったのです。
『幕末・明治・大正回顧八十年史』より (出典:Wikipedia)
家茂は教科書でこそ取り上げられることは少ないですが、誠実で責任感のある好青年で、勝海舟も惚れ込むような立派な将軍でした。彼がプライドの高い和宮を尊重して、まめに手紙を書いたり、お土産をプレゼントしたり温良篤厚に接したので、和宮も心を開き、周囲も認める相思相愛の夫婦になりました。
成人した歴代将軍の中で、側室を1人も持たずに正室1人を大切にしたのは家茂だけでした。ちなみに和宮は想像妊娠するくらい家茂に惚れ込んでいたようです。
そんな2人に悲劇が訪れます。