精一杯の日々の描写が共感を呼んだ、第7回人生十人十色大賞最優秀賞受賞のエッセイ。『36歳、初めて推しができました。』凪倫子(なぎりんこ)を7月15日刊行/文芸社 (2/3ページ)

バリュープレス

』もくじ

第1章       変わらない朝 シェアハウスの台所
第2章       大切なことはあとから気づく
第3章       すべてはつながっている
第4章       思いを届けたい
      あとがき

【本作のあらすじ】

離婚後、5歳の娘を連れてシェアハウスに移り住んだ34歳の倫子。同居している女性たちに支えられながら、子育てと仕事に邁進していた。ある日、いつも元気な娘が発達障害と診断され、不安でいっぱいになる。だが、そんなとき、運命の「推し」との出会いが訪れる。好きなものに囲まれる時間ができたことで、世界の見え方が変わり、なぜか毎日も良い方向に進んでいくようになって──。

【本作の読みどころ】

共働き家庭やひとり親家庭の増加、そして多様化する住まいや居場所のあり方。これらが社会課題として注目される今、本書は「血縁」にとらわれない新しい家族のかたちを伝えています。そして“推し”の存在に心を救われた倫子が、孤独や不安のなかから光を見つけ、支え合いながら生きる日々へと変わっていく様子が丁寧に描かれています。シェアハウスという共同生活のリアル、子どもの発達障害への向き合い方、そして、社会から見落とされがちな“親自身のケア”の必要性──。どの要素も、まさに今の時代に求められる問いと希望を内包しています。シングルマザーとしての等身大の葛藤と、“推し活”という一見ささやかな行動が持つ大きな力が、読む人の心に静かに、けれど確かに届く一冊です。

【帯文はまさかの推し本人、俳優の山田裕貴さんからいただきました!】

本作の受賞情報がSNS上に出まわると、なんと作中の“推し”俳優・山田裕貴さんご本人がそれをキャッチ。ニッポン放送「山田裕貴のオールナイトニッポン」では、映画「余命10年」出演時の文芸社とのご縁も含め熱くトークしてくださいました。

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