あの鬼のような”最強の魔除け”「角大師」の正体、実は女官の誘惑に悩むイケメン僧侶だった (2/3ページ)
元三大師と角大師(wikipediaより)
この乱れた風紀をどうにかしなければいけない、そんな使命感をマジメな良源は感じていたでしょうね。そして、僧侶としての能力も高かった良源は、現状に対処するための行動に出るのです。
女官たちを追い払うため鬼の姿に変化した
良源はある日、自分に言い寄ってくる女官たちを集めました。イケメンの良源に声を掛けられて、女官たちは心が弾んだことでしょう。しかし、良源は何やら呪文を唱え始めます。
そして、鬼の姿に変化してしまった良源。その姿を目の当たりにして女官たちは恐れおののきます。このときに良源が行ったのは、「首楞厳経(しゅりょうごんぎょう)」という、主に魔を退ける働きがある術です。
鬼になった良源を見て、恐ろしくなった女官たちはとっとと去っていきました。この姿が角大師として描かれているあの鬼です。
女性を追い払うため鬼になり、その姿が疫病除けとして広く知られるようになった良源。言い寄ってくる女性たちは、良源にとって疫病よりもやっかいな存在だったのかもしれません。